WOG's 2003-2004 NCAA Preview!!

 待ちに待ったNCAAシーズンがやってまいりました!今回も個展を開きました関係でプレビューがぎりぎりになってしまいました(^^;<つってもまー、NCAAファンだったらこんなもんに頼らなくても市販のプレビュー本見てるよな・・・とも思ったりしてます(^^;
 NCAAっつっても膨大な数の大学とカンファレンスがあるため、いくらWOGでもフォローできないところは多々あります。更にWOGは東海岸にバイアスがかかっているので西びいきの方は不満なところもおありでしょうが、そこはご愛嬌で許してやってくだされ。

 尚、毎度のことですが、競馬方式に本命、対抗、オススメ、ダークホース、大穴をつけまして、その他、注目選手などを挙げておきます。

因みに過去のシーズンのプレビューはこちら↓
2002-2003シーズン
2001-2002シーズン
2000-2001シーズン
1999-2000シーズン

WOGの2003-2004シーズン本命
Connecticut Huskies (Big East)
 優勝はデュークだとするプレビュー本も多い中、WOGは今シーズンは「誰が何と言おうがUConn!!仮に実際に優勝しなくてもUConn!!」という、見事なまでのUConn至上主義を貫き通したいと思います。理由は単に「好きなプレイヤーがいる、好きなチームだから」という単純極まりないものですが、まぁ、それじゃ全然参考にならないな(^^;) でも、UConnは結構多くの雑誌やメディアが1位に挙げているのであながち「好みのみのプレビュー」というわけでもないんですよ。
 昨年はシーズン前半、カルフーンさんが病気で戦列を離れたり、チームもイマイチピリッとしなかったりで、かなり苦しみましたが、それでもSweet16までコマを進めることができました。
 このチームの核となるのは何と言っても、今シーズンの最優秀選手の呼び声も高いエメカ・オカフォー。彼のインサイドでのブロックは一見の価値があります。また、同じく優秀選手候補に選ばれているゴードンも非常に優れたガードプレイヤーです。また、新入生のヴィラヌエーヴァも運動能力の高さでは今年のNCAA新入生の中では屈指のフォワードです。
 欠点を挙げるとするならば、スウィングマン辺りのプレイヤーの出来がイマイチ、ということでしょうか。昨シーズンはブラウン+ホワイト+アームストロングの2年生トリオが三人でやっと一人前、ぐらいの働きしか出来ていなかったので、彼らのステップアップが優勝への鍵と言えそうです。
コネティカット・ハスキーズの主力プレイヤー
エメカ・オカフォー(C・3年 #50)
ベン・ゴードン(SG・3年 #4)
タリーク・ブラウン(PG・4年 #12)
チャーリー・ヴィラヌエーヴァ(PF・1年)
コネティカットの注目の対戦カード
11/26&28 プリシーズンNIT
1/17 ノースカロライナ
2/2 シラキュース
2/21 ノートルダム
3/7 シラキュース

WOGの2003-2004シーズン対抗チームその1
Michigan State Spartans(Big Ten)
 昨シーズンは地味なチームながらも何だかんだ言ってエリート8までNCAAトーナメントのコマを進めたミシガンステイト。今シーズンは対抗チームに予想してみました。
 確かにアナガニエやバリンジャーといったゴール下でいい仕事をしていたブルーワーカーは抜けましたが、センターのポール・デイヴィスはこのオフシーズンの国際試合でインサイドの動きに加えて、アウトサイドシュートの自信もつけたようです。また、ここは特にガードのリクルートがダントツによく、シャノン・ブラウンやブランドン・コットンといったオールアメリカン級のガード陣は、もしかしたら2年先輩のヒル&アンダーソン&トルバートのガードトリオの一角を崩してしまいそうな勢いです。
 しかし、そのリクルートがまた弱点にもなりえます。というのも、ガードの補強は最高なんですが、ミシガンステイトの持ち味であるインサイドの補強が出来ていない点。前述のアナガニエやバリンジャーに加えて、ローバックがチームを去った、というのはミシガンステイトにとってはあまりに痛い。
 ただ、ミシガンステイトは個人能力よりもチーム力を重視し、チームの為に滅私奉公するような雰囲気をもっているので、その辺の不足な点をイゾーさんがどう料理するかが腕の見せ所になってくると思います。
 
ミシガンステイト・スパルタンズの主力プレイヤー
クリス・ヒル(PG・3年 #5)
ポール・デイヴィス(C・2年 #40)
アラン・アンダーソン(G/F・3年 #15)
シャノン・ブラウン(G・1年 #3)
ミシガンステイトの注目の対戦カード
11/25 カンザス
12/3 デューク
12/13 ケンタッキー
2/10 イリノイ
 

WOGの2003-2004シーズン対抗チームその2
Duke Blue Devils(ACC)
 デュークは昨シーズンはSweet 16までコマを進めました。素晴らしいコーチの下に才能多きプレイヤーが集まる理想的なチームなだけに、今年のメディアでも優勝筆頭候補に上げているところも少なくありません。
 しかしながらWOGがどうして本命にしないかと言えば、デュークのプレイヤー達のあとひとふんばりの底力が見えないから、ということに尽きます。デュークのプレイヤー達は高校時代から非常に評価が高かったプレイヤーばかりで、メンツを見るだけだと本当に何度も優勝してもおかしくなさそうなロスターなんですけど、それは裏を返せばピンチや逆境に立ったことがないプレイヤーが多い、とも言えます。
 バスケットボールをしていく上で、才能があることは何よりも大切でしょう。しかし、それに加えてチームを第一に考え、ダーティーワークも敢えてチャレンジする、というシェーン・バティエのようなプレイヤーが今のデュークには見当たらないのが気になる点です。新しく入ったルオー・デンがその役割を担ってくれるであろうことを期待するのですが、どーもこのルオー・デン、バティエとゆうよりはカーメロになりそうでその辺が気になります(^^;
デューク・ブルーデヴィルズの主力プレイヤー
クリス・デュホン (PG・4年 #21)
JJレディック(SG・2年 #4)
ダニエル・ユーイング(SG・3年 #5)
シェルダン・ウィリアムズ(PF・2年 #23)
ルオー・デン(SF・1年 #2)
デュークの注目の対戦カード
11/27-30 グレート・アラスカ・シュートアウト
12/3 ミシガンステイト
12/20 テキサス
2/5 ノースカロライナ
3/6 ノースカロライナ

WOGの2003-2004シーズンオススメチームその1
Syracuse Orangemen(Big East)
 昨シーズンのシラキュース(というか、NCAA全体?)は正にカーメロに始まりカーメロに終わったシーズンだった、と言えるかもしれません。そのカーメロはNCAA優勝という肩書きを持ってNBAにアーリーエントリーしてしまいましたが、元々シラキュースはベイハイムさんのもと、チーム力が非常に優れているのがセールスポイントのチーム。今年もいいところまでコマを進めてくれそうな気がします。
 というのも、カーメロが抜けたとはいえ、このチームには才能ある人材がまだまだたくさんいます。フロアリーダーであるマクナマラやインサイドの要であるウォリックは相変わらず元気ですし、サスペンションの為に昨シーズンの前半殆ど出場できなかったイーディリンがフルストレングスでシーズン最初から暴れることが出来ます。
 連覇となるとちょっとこころもとないチームではあるのですが、それでもベイハイムさんのチーム作りによっては夢物語ではない、と期待させてくれる頼もしいチームでもあります。
シラキュース・オレンジメンの主力プレイヤー
ハキーム・ウォリック(PF・3年 #1)
ゲリー・マクナマラ(PG・2年 #3)
ビリー・イーディリン(SG・2年 #14)
シラキュースの注目の対戦カード
1/3 ミシガンステイト
1/17 ノートルダム
2/16 ノートルダム
3/7 コネティカット

WOGの2003-2004シーズンオススメチームその2
Florida Gators (SEC)
 昨シーズン、レギュラーシーズン中は強さを見せていたフロリダですが、何故かNCAAトーナメントではあっけなく敗れ去ってしまった、という感が強かったフロリダ。この口惜しさをバネにして欲しいものなのですが、何だか相変わらずコロっと負けしそうなチームになってそうで怖いです(^^;
 そうはいっても、ドノバンのリクルートの腕は確かで、彼が尽力して引っ張ってきた人材は着実に実力をつけてきているのは疑いようがないかと思います。昨年のチームでは、随所に経験不足が見られましたが、彼らも1年分のNCAA生活の中で大きく成長したと考えたいです。
フロリダ・ゲイターズの注目のプレイヤー
アンソニー・ロバーソン(PG・2年 #1)
デヴィッド・リー(F・3年 #24)
マット・ウォルシュ(F・2年 #44)
フロリダの注目の対戦カード
11/28 アリゾナ
12/13 ルイヴィル
12/21 マイアミ
2/3 ケンタッキー
3/7 ケンタッキー

WOGの2003-2004シーズンオススメチームその3
North Carolina Tar Heels (ACC)
 うっうっうっ、ようやくUNCのことをNCAAシーズンプレビューに胸を張って書ける年が来たのねー(T_T)UNCファンにとっちゃ、ホントに長い道のりだったよ・・・(涙)
 もとい、ヘッドコーチがロイ・ウィリアムズさんに変わって、心機一転を今正に企画中のUNCですが、それだけで本命とか対抗に持ってくるのはあまりにWOGにとっては冒険でしたので、これぐらいの位置が妥当かなと。
 マキャンツボール持ちすぎとか、フェルトン落ち着けとか、メイくん今年はガンバレとか、まぁ、UNCファンとしては注文つけたいところが多々あるのですが、才能あるこの3人がチームを引っ張っているのは確かで、彼らが一人でも欠けるとここはチームとして全く機能しなくなるので、とにかく彼らの怪我は禁物です。
 また、楽観視する声もありますが、やはりロイ・ウィリアムズさんとプレイヤー達の相性にも要注意。代わったばかりのコーチとプレイヤーというのは些細なことでも対立するものです。その辺をプレイヤー達とロイ・ウィリアムズさんがどこまで折り合いよくいけるか、も今シーズンのUNCの見所だと思います。
ノースカロライナ・ターヒールズの注目のプレイヤー
レイモンド・フェルトン(PG・2年 #2)
ラシャド・マキャンツ(SG・2年 #32)
ショーン・メイ(C・2年 #42)
ジャワード・ウィリアムズ(SF・3年 #21)
ノースカロライナの注目のカード
12/2 イリノイ
1/3 ケンタッキー
1/17 コネティカット
2/5 デューク
3/6 デューク

WOGの2003-2004オススメチームその4
Arizona Wildcats (Pac10)
 今シーズンのアリゾナは、ガードナーとウォルトンらの経験あるプレイヤー達が卒業してしまい、後に残されたプレイヤーはまさに凧の切れた糸状態。でも、個人能力はピカ1のプレイヤー達がたくさん集まり、WOGの大好きなイケイケバカチームが結成されそうな予感がむんむんみなぎっています(笑)。
 というか、アリゾナはもともとはそういうイケイケチームだったので、元に戻ったね、というか。それでも、ストゥダマイヤーとシャクールのガードコンビにウィングのイグアダラ、そしてインサイドで自信をつけたフライという陣容は試合内容だけでなく、観客の人も喜ぶプレイを見せてくれそうで期待が持てます。
 欠点は言うまでもないのですが、このメンツで果たしてピンチやスランプに陥った時にちゃんとカムバックできるのか、ということでしょうか。元々気分に左右されそうなプレイヤーが多いだけにその辺は気になります。
アリゾナ・ワイルドキャッツの注目のプレイヤー
サリーム・ストゥダマイヤー(SG・3年 #20)
チャニング・フライ(C・3年 #45)
アンドレ・イグアダラ(F・2年 #24)
ムスタファ・シャクール(PG・1年 #15)
アリゾナ注目のカード
11/28 フロリダ
12/9 テキサス
1/25 オレゴン
2/19 オレゴン

オススメに載せられなかったけど
このチーム&プレイヤーも気になるゾ!!
 ノートルダムはドラフトエントリーを撤回したPGのクリス・トーマスに要注意。ノートルダムは彼のほかにもインサイドのトーリン・フランシスもなかなかいいぞっ。マーケットのリードガード、トラヴィス・ディナーは非常にゲームに対する理解力があるプレイヤーなので、ガードでプレイしている諸君は是非注目だ!。ボビー・ナイト率いるテキサステックにはアンドレ・エメットが。オレゴンにはルーク・ジャクソンがいます。長身なのに、シュートタッチがすごくいいのには感心。速いバスケットを見るならココ!NCステイトはチームとしてはイマイチだけど、ガードのジュリアス・ホッジの溢れる才能は一見の価値アリ。ゴタゴタに揺れてるミズーリですが、リッキー・ポールティングには頑張ってもらいたい!イリノイのディー・ブラウンとか、セントジョーのジャミール・ネルソンとか、インディアナのブレイシー・ライトとかも名前を覚えておいて損はないぞ!

WOGの2003-2004シーズンのダークホース
Kansas Jayhowks (Big 12)
 カンザスは毎年どんなにいいプレイヤーが抜けても残ったプレイヤーでいいチームを築き上げてきたチームなのですが、ここでその築き上げた張本人であるロイ・ウィリアムズさんがノースカロライナに行ってしまうという緊急事態が発生。後任のビル・セルフさんはとてもいいコーチですし、Big12では馴染みの存在なのですが、はてさて、名門カンザスをどこまで引っ張っていけるか、非常に慎重にならねば、と思い、ダークホースに致しました。
 というのも、カンザスはプレイヤーのメンツだけ見ればラングフォードも残っているし、マイルズもいます。しかし、それだけではチームにはなりません。カンザスでプレイヤー達とロイ・ウィリアムズさんとの間で長年に渡って暖めてきた信頼の絆を、セルフさんが維持することができるかどうか、というのが実はカンザスにとっての一番の敵だと思います。また、治ったと思ったらまた脱臼してしまって、結局シーズンを棒に振ってしまったシミエンの怪我の治りも気になります。
 結果としてロイ・ウィリアムズさんを強奪する形となってしまったUNCファンとしては「えろうすんまへん」と頭を下げるしかないのですが、とにかく、カンザスも二年連続ファイナルフォーという輝かしい成績があるのですから、是非奮起してもらいたいものです。
カンザス・ジェイホークスの注目のプレイヤー
キース・ラングフォード(SG・3年 #5)
アーロン・マイルズ(PG・3年 #11)
ウェイン・シミエン(PF・3年 #23)
カンザス注目のカード
11/25 ミシガンステイト
12/13 オレゴン
2/2 ミズーリ
2/23 テキサス
3/7 ミズーリ

WOGの2003-2004シーズン大穴
Texas Longhorns(Big 12)
 今シーズンの大穴にはテキサスを選んでみました。フロアリーダーだったTJフォードをアーリーエントリーとして失ってしまいましたが、ファイナルフォーに進んだメンバーは主要なところが残っているため、TJの損失が一体テキサスにとってどれぐらいになるのかが全く未知数、という理由もあります。
 基本的には「インサイドムキムキマッチョマン製造マシーン」のバーンズさんのチームなので、フォワードのトーマスやらムートンやらがインサイドでゴリゴリ攻めていく、というお得意のスタイルを維持できれば、ひょっとしてひょっとするかも、という期待をもたせます。TJがいたときほど速い展開にはならないかもしれませんが、それでも今年のテキサスはNCAAの中では注目すべき存在だと思いますよ。
テキサス・ロングホーンズの注目のプレイヤー
ジェイムズ・トーマス(C・4年 #0)
ブランドン・ムートン(G・4年 #3)
ブラッド・バックマン(PF・2年 #22)
テキサスの注目の対戦カード
12/9 アリゾナ
12/20 デューク
2/23 カンザス