海外のPC事情

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 最近シャーロットは暑い。つい1ヶ月前はフリージングレインとかいって日中でも零下という気候だったのに、昨日の最高気温は27度。おいおいまだ2月だぜ・・・(^^;;;) 街ゆく人達は半袖だのスリーブレスだのキャミソールだので歩いてるし、スーパーに入れば冷房がんがんに効いてるし。勿論WOGも車のなかでクーラー族。今朝なんか寝汗かいて起きてしまった(苦笑)。

 閑話休題。知ってるようで知られていないようなのでひとつ、ここでアメリカに住む&旅行する予定のみなさんに注意して欲しいことが。日本からノートパソコンを持って来る場合、カード式モデムは絶対にアメリカのものを使用して下さい。間違っても日本のカードモデムを使用してはいけません。気づかずに使っているとそのうちに最悪の場合はモデムどころかノートPC本体にまで影響を及ぼしかねません(つまりぶっこわれる可能性だって大いにあるってことです)。

 というのも、WOG自身がそういうミスを犯した経験があるからでして。WOGの愛機ダイムちゃんはWOGが4年前から使用している先カンブリア紀なノートPC(なんてったってCPUがペンティアムのナンバー無しの100MHzだ!すごいだろう!!)で、そのころから使っていたモデムはばりばり日本製(というか日本国内用)でした。4年前からこっち、WOGがアメリカにいるのはこれで4回目なのですが、全てにPCを連れていきました。1回目&2回目の渡米時は使った時間が少なかったからか(2回合わせても24時間以下)まったく故障は起きなかったのですが、3回目はHPを立ち上げた後ということもあり、非常に使用時間が長く、毎日2時間ぐらいは平気で回線につなぎっぱなしにしていました。

 そして帰国後、いつものようにPCを電話回線につなげてインターネットを使用していたのですが、何と、インターネットを使用していないときですら、回線を電話のモジュラージャックにつなげているだけで外からの人の電話を全て受け付けなくなってしまいました。WOG宅への電話が全て「通話中」になってしまう状態だったそうです。3日ぐらい経って「WOGのところに電話が出来ない」事態が発覚してWOGはモデム会社やらNTTやらに問い合わせしまくって原因がモデムであることを発見、急いで代わりのモデムを買いにヨドバシカメラまで走りました。それが今使用している2代目のモデムです。

 「えええ?だってさっき「日本製は使用しちゃダメ」って言ってたじゃん」とお思いになる方、ごもっともです。実はWOGが現在使用しているモデムは特別仕様なのです。とりあえずインターネットが出来ると思われる国全ての接続モードに対応できているものです。TDKのDF2814Cというモデルなのですが、普通のモデムが1万円前後で購入できるのに対してこれは2万5千円かかりました。でもその代わり日本でもアメリカでも使えるというのが強みです。

 こんなことを書いているのも、我がマブダチ正直某さんが先日アメリカにNBA見に来られた時にいろいろあったからなんで。某さんが持っておられたのはSonyの比較的最新型のVaio。お忙しい某さんはVaioについての説明をあまりお読みにならずにアメリカに持って来てしまったらしく、しかもPCカードを入れる外付けスロットも日本に置いてきてしまってたらしいです。で、某さんの泊まってるホテルに電話して話を聞いたところ、内蔵モデム(最近のPCにはそんなもんがあるんですねぇ・・・初めて知りました←情報音痴)でネットにつないだ所、メイルが受信できても送信できないとかいう被害に見舞われてしまったようです。その送信できなかったメイルは某さんが日本に帰られた後にWOGの所にばたばたと一緒になって送られてきましたので、たぶんサーバーの方に問題があったのでしょう。でも、やはりVaioは日本国内使用対応でしか作られていないのでアメリカの回線を使用した場合、下手したら内蔵モデムどころかVaio本体までぶっこわれかねません。WOGの先カンブリア紀出土のダイムちゃんならまだ「寿命」と諦められますが、Vaioなんていう、注文してもなかなか届かない人気商品をいきなり買ったばかりでブッ壊してしまうなんて、シャレにもなりません。

 やっぱ敗因は日本の電話回線のモジュラージャックとアメリカの電話回線のモジュラージャックが同じ形をしているっていうことでしょうね・・・。でも実は日本はジャックの先端に出てる線が2線しかないのに対しアメリカの線は4線。この辺からして日本仕様のモデムをアメリカで使うとオーバーフロー状態になりやすいって想像がつくんですけど、でもあんまり皆さん先端の線までは見ませんし、大抵のノートPCはAC電源がアメリカでも使えるように100V-120V対応になっているから、モデムまで気が回らないんですよね・・・。これが全然違うジャックの形をしていたら絶対に日本の使っちゃいけないって誰の目にも判るんですけど。

 このことがあった後にもみずきさんからノートPCのアメリカでのカードモデム使用について、質問を頂いたので、じゃあここで一発日記にしてやろうと書いた次第。コンピューター系の人だったらこんなの誰でも判る常識なんでしょうが、そうでなくってPC使ってるフツーの一般人(含むWOG)にはこういうことってなかなか知られていないことなんですよ。

 こんなえらそうに言ってる私もPCについては「知らない派」に属すると思います。まぁ、ウチの親に比べればまだマシですが。なんつってもウチの父親も母親もビデオデッキで番組を録画することすらできない、FAXだって父親しか送信できないというすばらしくローテクな人達。こんな人達でもどうやらPCの有効性に遅蒔きながら気づいたらしく、来月にノートPC購入予定とか。しかもいっちょまえにIBMのThink PadのPenII の400MHzモデル。WOGが欲しいぐらいだ!でも、ホントに使いこなすこと出来るんかね・・・埃かぶってそう(苦笑)。

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