あし

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 ここシャーロットでは既に春本番を迎えて新緑が眩しいです。桜ももう散り始めてます。昨日昼御飯を食べていたらベランダの軒先の木の枝にカーディナルが飛んできました。カーディナル、日本語ではショウジョウ紅冠鳥とかいうらしいですが、カーディナルって言った方が簡単ですよね(苦笑)。どうもこう、日本にないものを無理矢理日本語に訳すと変になりますよね。
 因みに名前の通り、真っ赤っかな鳥です。ここに来たばかりの頃、平気でカーディナルがその辺の路地に舞い降りてきて木の実をつまんでいるのを見て「うわ、赤い鳥がいる!!!」とびっくりしたのが懐かしいです。日本だと、鮮やかな色の鳥って大体動物園の檻の中でしか見かけませんでしたから。カーディナル、ノースカロライナの州鳥だったりします(州花はハナミズキ)。

 で、話はWOGの足について。日本にいるときからWOGはずっと足には悩まされてきました。理由はと言えば親父譲りの幅広甲高。母親はWOGが生まれてきたときに足を見て「ああ、この子は女の子なのに足がお父さんに似てしまって・・・かわいそうに・・・」と思ったそうです。親父は男だからまだ合う靴があるかも知れないけど、WOGだと合う靴がないんだよ・・・(泣)。足の長さそのものは24センチだからサイズ的にないわけではないんだけど、大抵の24センチの靴を履こうとすると足の甲の部分で止まってしまうのです。甲が余りに広いもんだから靴幅が全然足りない。
 高校時代など、学校では指定のサンダルを履くことを義務づけられていたのですが、WOGは女子用のサンダルの一番大きいサイズを買っても1週間で甲の部分が切れてしまう。入学早々3足をダメにしてしまい、WOGは風紀委員担当の先生と直談判の末、特例として男子用のサンダルを履いてもよいことを認めてもらいました。そのおかげで時々トイレに入ってるときなど、後から入ってきた女の子達に「ちょっとちょっと、今入ってるの男の子?」などと勘違いされることは日常茶飯事状態でした。小学校の頃は「足が大きいのは背が高くなる証拠よ」というのを信じてましたが、一向に背は伸びる気配はありませんでしたね。だれだよ、そんなガセネタ吹き込んだのは(苦笑)。
 大学に入ってそれなりの格好をせねばならないときなど、合うパンプスがなくてホントに苦労しました。足の長さに合わせると幅が全然足りない。幅に合わせると今度はつま先がスカスカに空いてしまって上手く歩けない。仕方がないので男物の靴のコーナーに行ってマドラスモデーロとか買って履いてました(笑)。
 こんな私ですから、幅が細くて甲が低い人が大半を占めるアメリカにおいて靴を探すのは至難の業。殆どは日本から持ってきた靴で済ませていますが、この前必要に迫られてハイヒールを買いに行ったときなど、自分に合うかな、と思われたサイズがナント9。9って・・・これでは私はバケモノのようだ・・・(泣)
 まあ唯一救われているのは男物のバスケットシューズがそのまま履けるということぐらいでしょうか。大抵の女の子は足が小さくて男物では大きすぎて、だから子供用か婦人用のシューズを買わなければいけないのですが、いかんせんバッシュのモデルの数がダンチに違うから、余り気に入らないデザインでも我慢しなければいけない。そこへ来るとWOGなんぞは最初っから子供用や婦人用が入らないのが判りきっているので、余裕しゃくしゃくで種類が多い男物を選べるわけです。最初にバッシュに出会ったときのWOGの衝撃は忘れられませんね。「ここにWOGでも履ける(しかも履いててすごく楽)なシューズがこんなにいっぱいあったなんて!!」と狂喜乱舞したものです。それまではパンプスで我慢していたのですが、Eが5つぐらい入ってないと履けなかったし、無理してEEEEを履こうとすると1日で外反母趾の一歩手前までいってましたから。そんなこんなで主に履く靴をバッシュに変えてからはWOGの生活はバラ色と化し(笑)、それに併せて普段の格好までコンサバ系からTシャツGパンカーペンターに代わってしまい、社会復帰できなくなってしまいました(笑)。今履いてるのはAND1というメーカーのTai Chi Midというものですが、サイズは8 1/2・・・。昔はバッシュだったら7 1/2でよかったのに・・・やっぱりアメリカ人の足に合わせてあるからでしょうな。
 それでもやはり足に関しては苦労しているのは事実。最近気づいた新事実としては、「こちらの靴下が全然足に合わない!!」ということ。日本にいるときに友達と一緒にEddie Bauerに買い物行ったときに靴下を買ったのですが、ちゃんとレディースで、しかも自分のサイズを買ったというのにつま先を揃えて履くと靴下のかかとの部分がアキレス腱のところに来てしまう。で、かかとに合わせると今度はつま先が余ってしまってとても気になる。その時は「まぁ、しょうがないか」と思っていたものの、こっちに来て靴下を買って履いてみたらみんな同じ状態になってしまう。アメリカ人の足に合わせてあるからこうなっちゃうんだな、とようやく気づきました。
 そういうわけでWOGには日本のスーパーで2足980円で売られている靴下しか合わないことが発覚しました。今はなんとか日本から持ってきた靴下で間に合わせていますが、靴下は靴以上に磨耗が激しいので既に殆どの靴下はかかとの部分が怪しい。WOGはもうすぐ誕生日です。これ読んでる日本の方、WOGへのバースデイプレゼントを買ってあげるだけの親切心がありましたら、是非スーパーに行って2足980円の靴下を恵んでやって下さい(笑)。

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