Reset of Student Life

8/24

 長かった夏休みもとうとう終わり、WOGの2年目のアメリカでの留学生活が始まりました。長かった休みの間にいろんなところを旅したような。昔住んでいたインディアナポリスに遊びに行き、帰りにウェストヴァージニアの山中で迷ったり、日本に帰って恩師や友人達、親戚の人達に会いに行ったり、NYに行ったりしてました。NYの写真はその内アップするのでお楽しみに。
 さて、今回は「留学生の日記」らしく行ってみましょうか。
 まず、ウチの学校、UNC-Charlotteについて。ノースカロライナ州の中では知名度としてはデュークやUNC、NCステイトにこそ及ばないものの、大体その次ぐらいに挙げられます。学生数は1万人以上で、シャーロット近辺の中では1番の規模と実績を誇る大学。どっちかといえば理科系の方が有名だし、活動は盛ん。あとは福祉関係も結構強い。純粋な文化系の学部の中では英語と歴史がやはり有名で、WOGの所属している歴史学科の教授達は文化系の学部の中でも著作等で目立つ存在の人が多い。チャペルヒルにあるUNCとも深くつながっていて、南部研究のメッカのひとつでもあります。
 でも、一般的に言ってどちらかというと「地方の大学」という感じが強いし、学費も安いから結構いろんな人が集まってきます。私立の授業料の高いところなどは白人のお坊っちゃんお嬢ちゃんしか集まってきませんが、ここUNCCには老若男女、ブラックからインド人から日本人まで、いろんな人が集まってきていて、更に彼等の占める割合も多い。黒人人口が多いサウスカロライナ州に隣接している土地柄上、ブラックの学生はかなり多いです。
 この前NYに行ったとき、お世話になったNaospreeさんから予め「NYはカラードが多いからね」と言われていたのですが、こういう環境に住んでいるお陰か、別に多いとか、特に感じることもなく自然に街を歩けました。逆にインディアナポリスに行ったときの方が「何でココはこんなに白人が多いんじゃ!!!」とびっくりしたほどです。ブラックの比率、という点ではチャペルヒルの方が1割ぐらい少ない感じでした。
 さてお次は生活の点。ワタシは結局シャーロットに来てから今までに3回住居を変えています。現在のアパートはそれまで住んでいたアパートと同じ通りにある別棟。だから引っ越しは殆どひとりでやりました。今住んでいる部屋は大体8畳ぐらいの広さかな。物を捨てられない性分のWOGは今ですらぱんぱんで、物が溢れてます。一体1年後にはどうなってることやら(苦笑)。
 ルームメイトは前の部屋では日本人の女の子でした。殆ど彼氏の部屋に入り浸っていて全然接触はなく、会話もありませんでした。今のアパートでのルームメイトは2人いて、フィアンセ同士です。よく留学生の方のHPを見て「ルームメイトがひっきりなしに彼氏を連れ込むので困る」とか、「ルームメイトがひっきりなしに女をとっかえひっかえなので落ち着かない」とかいう話を聞いていましたので、ルームメイトには充分注意しなければな、と思ってたのです。前のアパートから突然引っ越さなければならなくなった時、あたふたして探して見つけたのが彼等2人。「フツー2人のところを2人で住んだって相手のルームメイトが恋人を連れ込めば結局3人住んでるのと同じこと。それだったら最初からこういうところに住めばいいじゃん!」という結論に達しました。
 ルームメイト達の内、女の子はベネズエラ出身でアート専攻の学部生、男の子はメキシコ出身でMBAコースに在籍する院生。共にラテン系ですが、非常に大人しい人達で静かな環境で日常生活を暮らさないと勉強ができないWOGはとても嬉しいです。大人しいけどフレンドリーで時々一緒に映画を見に行ったり、作った食事をお裾分けしてもらったりもしてます。
 これはNYに住んでる人に羨ましがられたのですが、大体学生がルームメイトとシェアして住む場合の金額は$250-480といったところです。ワンルームマンションでは$350〜。標準的なワンルームなら$500以上しますけどね。WOGの場合は2人で住むのが標準の所を3人でシェアしてるので更に安いです。今までのアパートと比べると$100以上生活費が浮いている計算になります。人口の増加が激しいシャーロットでは今どんどん宅地が造成されているので$700以上出せばシャーロットでは新築のアパートに住めます。NYなんて、「築後100年」のアパートもざらだとか。う〜ん、それは気が遠くなる年数だ(^^;;)
 さて、WOGは今回も火水木と地獄の3連続授業履修をするはめになってしまい、泣いてます。原因はWOGの情報不足で履修登録が始まる日付を間違えて2ヶ月以上遅れてしまい、希望の授業には定員オーバーでキックアウトを食らってしまったこと(号泣)。ああ、次のセメスターこそはちゃんと正しい日付を覚えておかねば・・・。
 今、2コめの授業のオリエンテーションが終わったところです。リーディングの山。あああ、今セメも怒濤の英文書物責めになるのか・・・・(T_T) WOGのストレス解消の素であるカレッジバスケットもまだ始まらないし、これから10月の半ばまではWOGにとってはかなり精神的に辛い時期です(あ、でも今年はオリンピックがあるからそうでもないか)。昨年は来たばっかりでよく判らずに過ぎていきましたが、今年はそういうわけにも行きません。マトモに授業を受けないと、国外退去が待っている身ですから(怖)。
 日本に帰ったときに「留学してる」というと、非常に羨ましがられますが、それはちょっと違うぞ、と言いたいことも時々アリ。こんな英文まみれの生活、あまり快適なもんでもないぞ。憧れだけで物をいっちゃいかんぞキミタチ。旅行者と学生では絶対的な立場の違いっちゅうもんがあるんですから。

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<イタチの最後っ屁>
 ああ、そういえば夏休み真っ盛りだったからか、NYではやたらと日本人観光客を見たなぁ。WOGみたいに「観光地」にはあまり行かずに「ウラのNY」を回っていた人間ですらメトロポリタン美術館のルノワールの絵の前で家族写真を撮る日本人の姿は異様に映りました。それから日本人旅行者の女の子達、女の子だけで行動するのが不安で怖くても手だけはつなぐな、手だけは。レズビアンと間違えられて逞しいお姉さま方にナンパされてもおりゃーしらんで(苦笑)。そういえば相合い傘を同性同士でしてたのもゲイとレズビアンを除けば日本人か韓国人の女の子達だけだったなぁ。