イナ?

9/30

 今週の月曜日のことだったろうか。天気予報を見ようとTVのスイッチを押した。が、何も出ない。青い画像のみ。何だろうとリモコンをいじったり後ろの配線を確かめたが異常なし。もしかしてルームメイトが回線をいじってしまったのか?WOGは不安になってルームメイトが帰ってくるのを待って聞いてみた(WOGの部屋のテレビはルームメイトの部屋から回線を引っ張ってきている)。
「ああ、何だか昨日の大雨のせいで回線が故障してるみたいだよ。この通りの建物一帯でケーブルが利用できなくなってるんだってさ。」
 確かにその前日の雨は雷も伴ってすさまじかったが、ここまでシステム的にもろいというのは問題がある。
 というのも、WOGが7月末にここに引っ越してきて以来、「ライフライン」と呼ばれる生活に必要なものが相次いで故障に見舞われているのだ。
 7月の末、引っ越してきたばかりの時には停電(おかげでインターネットで地図が調べられず、盆踊り大会会場に行くのにかなり苦労したことは以前も書いたとおり)。9月の最初には雷雨を伴った大雨のお陰でこの通りに給水している上水道管が破裂、断水。それも直ったと思ったら次の日の雨で2日連続真っ昼間に断水。普段家にいることが多いWOGはかなり閉口した。だってトイレすら満足につかえないんだもんよ(号泣)。
 それでもって今回のケーブル回線故障。これで電話線が切れたら、ライフライン切断フルハウス状態になる。
 ルームメイトに寄ればこういうことは時たま起こるらしく、いつだったか3日間ケーブルテレビが使えなくなるという経験もしたそうだ。今はまだいいけど、冬のシーズン最中に3日間もケーブルが破壊されたら、WOGは死ぬぞ。っていうかUSAにいる意味がなくなるじゃないか!!(って、勉強しにきたことをすっかり忘れているあたり)WOGをホームシックにかからせたいのであればケーブルテレビとパソコンを取り上げれば一発だわ(笑)。
 そうでなくてもアメリカの建物というのは随分と身軽なものだ。特にこの辺は西海岸やサウスカロライナ海岸部、そしてニューイングランドなどと違って地震も殆ど起きない。故に家を建てるときの基礎などあってなきがごとし。土地さえ手に入れれば、後は「トレーラーハウス」と呼ばれる家が置かれている「展示場」に行って「これにしよう」と決めれば、なんと家ごとトレーラーで運んでくれるのだ。WOGはチャペルヒルに行くときに高速を使うが、トレーラーが家を丸ごと運んでいる車を見るのは全く珍しいことではない(まぁ、最初に見たときはかなりたまげたものだが)。それに大都会のニューヨークやシカゴなどと違ってここシャーロットは土地を切り開いている最中なので、新しい建物が次から次へと出来ている感じだ。
 ただ、その建設の仕方が余りに急ピッチ過ぎて「それでホントにいいのか」と疑いたくなる位に速いので、その分どうしても水道管やケーブル配線、電気などが切れやすくなってしまってるんじゃなかろうか。日本だったら、これだけ頻繁にライフラインが前触れもなく切れたら間違いなくキレる人続出だろう。

 話は変わるが、9月の中旬、ウチに犬が来た。ルームメイトが買ってきたテリア犬。雌犬で名前はシャキーラという。「シャキーラ」とは何か意味があるのかと聞いたら、スペイン語で「ポチ」ぐらいの意味しか無いとか。しかし、どうしても「シャキーラ」とか言われるとその後に「オニーラ」とか続けたくなってしまうのは性でしょうかね(笑/理由/一時期日本のG2辺りにNBAプレイヤーの「シャキールオニール」をもじった競馬ウマで「シャキーラオニーラ」というのがいたのだ・・・)。もうすぐ生後3ヶ月だが、未だにトイレの躾ができてない様子でルームメイトはかなり四苦八苦している様子。
 WOGはといえば、「ワタシの部屋に入らせないならいいよ」ということで犬を飼うことを許可したので、時々遊ぶだけでまったく世話はしていない。まさに「いいとこ取り」の身分だ。日本の犬と違ってこっちの犬はそう滅多に吠えることもないので今のところは生活上何の支障もない(それよりも下の部屋の住人がCDを低音ズシズシでガンガンにかけてることの方がよっぽどうるさい・・・怒)。


オニーラ犬。

 ルームメイトはシャキーラがかわいくて仕方ないらしく、WOGがデジカメでシャキーラを撮ったら「すぐに画像送って!」とせかす始末(苦笑)。そしてアート専攻のルームメイトはすぐにお返しとしてシャキーラ修正画像を送ってくれた(爆)。その写真が上の写真。やんちゃなおてんば娘である。今日も今日とて遊ぶだけ遊んで気が済んだらさっさと部屋に引っ込む最低ルームメイトWOGであった。

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